今回はDIYで作った小屋の屋根の作り方をご紹介していきます。
・屋根の断熱のやり方は?
・防水シートの貼り方は?
・屋根材は何をつかう?
など、これからDIYで小屋を作る人に参考になれば嬉しいです。
それではいきましょう!
屋根の断熱のやり方は?
断熱材はスタイロフォームをつかって、全部で90ミリの厚さにすることにしました。
スタイロフォーム(60ミリ)を敷く
まずは60ミリのスタイロフォームを壁からはみ出さない様に敷いていきます。
敷いたら90ミリの釘で一つのスタイロに対して2,3箇所とめます。
高気密にする為にスタイロとスタイロの間に隙間があればウレタンフォームを吹いておきましょう。
スタイロフォーム(30ミリ)を敷く
続いて下地用に木材をぐるっとまわしたあと、30ミリのスタイロと木材を交互に置いていきます。
ちなみに木材の寸法は一寸のインゴです。(30mm × 45mm)
スタイロは90ミリでとめて木材は150ミリのXポイントでとめる。これがとれたら屋根が飛んでいくのでしっかりと根太に止まる様に打ち込みます。
屋根に傾斜(水勾配)をつける
屋根に傾斜をつけて水が小屋に入らない様にします。これを水勾配をとると言います。
75ミリ、60ミリ、50ミリといった感じで木材(パッキン)を薄くしていくことで傾斜ができて水が流れる様になります。
パッキンは200ミリのXポイントでとめました。
200ミリのXポイントでとめた理由は、スタイロの厚さが90ミリあり、パッキンが75ミリなので165ミリ以上の長いビスが必要だったからです。
構造用合板(ベニヤ)を敷く
次は15.5ミリの構造用合板を敷いていきます。
小屋の合板の真ん中は細い合板を置いていますけど、実際は強度がないので出来るだけ太い(大きい?)合板を置いた方がいいですね。
外壁の上部にスタイロフォームと下地用の木材を貼る
屋根を完成する為に外壁の上の部分だけスタイロフォームを貼りました。
防水シートの貼り方
防水シートは水下(みずしも)側から貼っていき、最後に水上(みずかみ)側を貼ります。
そうすることで小屋への水の侵入を防ぐことができます。
注意点としては、防水シートがたるまない様にしっかり伸ばしながら貼りましょう。
防水シートがたるんでいると雨漏りの原因になりかねません。
屋根材の種類は折半!施工方法は?
屋根材はいろいろな種類がありますが「折半(せっぱん)」を選びました。
折半は強度もあるし、軽くて水はけが良いのが選んだ理由です。
折半は0.6ミリの厚さのものをつかいました。
墨をつける(屋根の部品を置く位置に印をつける)
まずはタイトフレームと呼ばれる部品を置く位置に墨をつけていきます。
屋根の部品(妻フレームとタイトフレーム)をつける
墨をした位置に妻フレームとタイトフレームを置いていきます。
折半を加工して設置する
画像のように折半の片側を折っていきます。
この折った方を水上側にします。そうすることで水が小屋に入るのを防ぎます。
ひと山ずつ被せて置いていきますが、被せる部分にはハゼテープでとめておきました。
隙間があって雨が入るのでいったん防水テープを貼っておきます。
フリーブと水下面戸(みずしもめんど)をつける
フリーブをつけるのを撮り忘れましたし、折半をもうのせてしまってますけど、ひとまず水下の面戸(めんど)はこんな感じでつけます・・・。
フリーブとは・・・通気をとる為の材料のことです。外壁の一番下にもついていて、外壁を貼る動画でも出てくる材料です。
折半をのせる
折半をひとやまずつかぶせながら置いていきます。
折半がかぶる部分はハゼテープをつけて動かないようにとめていきます。
ケラバ板金をつくる(板金を加工する)
左側が加工する前の板金で、右側が加工した後の板金です。
と言っても叩いて真っ直ぐにしただけです。
これで費用が10分の1になったので満足です^^
屋根板金の取り付け
屋根板金をのせたら、黒いピアスビスでとめました。
水上面戸(みずかみめんど)をつける
雨水が小屋に入らないように水上側に面戸をつけます。これもピアスビスでとめてます。
小屋の屋根が完成!
これで小屋の屋根が完成です。材料を何にするか悩みましたけど、折半は安定感もあるし北海道には適している気がします。
ひとまずこれで雪が降っても安心です。
無事に屋根ができて良かった〜。。
小屋の屋根作りの作業動画はYoutubeで!
小屋の屋根作りの作業風景はYoutubeに投稿していますので、防水シートの貼り方や折半ののせ方など動画で見たい方は参考にしてみてください。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。